宮本見聞録

ご逝去を慎み、謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。

突然の訃報でどの様な言葉を選んでいいかのか解らず
ただ祖父との思い出を書きます。

私は宮本家の初孫であり、妹の愛子が産まれる前も母の育児の負担を減らす為、祖父と祖母が私と弟の健太郎を三光の家へ招いてくれました。
その為恐らく一番長く側に居た孫だと思います。

祖父とはよく弟と３人で風呂に入りました
とてもお湯が熱く長く入るのを2人で頑張ったのを覚えています
風呂場で歯を磨く祖父を弟とただじっと眺めていました。
兄弟とも身体が大きくなりいつしか祖父と風呂に入ることは無くなりましたが

冬はとても寒い三光の夜に祖母の作った温かいご飯をお腹いっぱいに食べ、風呂桶に三人でぎゅうぎゅうに暖まった光景が本当につい先日のように思い出されます。
もっと一緒に、祖父と二人でも風呂に入れば良かったなと思います。

祖父はとても賢く、たまに呆けている振りをしていましたが曾祖母の葬式の際の立ち振舞いは格好良くとても印象に残っております。

他にも私の試合を観に来てくれたこと、竹でなんでも作ってくれたこと川釣りが好きで釣った大きな鯉の胃袋を外に干してたこと５月には大きな鯉のぼりを揚げてくれたこと

思い出を挙げたら33年間分切りが無いです。

私を含めて孫が10人おりますがみんな仲が良い
それは祖父と祖母が父と二人の叔母を大切に真っ直ぐに育ててくれたからだと思います。
ありがとう。

そして
曾孫を見せることが出来なくてごめんなさい。
お別れの挨拶に顔を見せることが出来なくてごめんなさい。

自分も子どもが産まれたら
弟妹の子どもと仲良くして
三光の祖父母の家の様にしていきたいです。


じいちゃんまたね。
ばあちゃんを天国から見守って下さい。